Claude Code Amazon Bedrock設定|AWSで使う準備

この記事の要点
- 1人で始めるなら、claude 起動時のログイン画面で 3rd-party platform → Amazon Bedrock を選ぶと、案内に沿って設定が終わる
- チームに配るなら環境変数で設定し、ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL などでモデルの版を必ず固定する
- IAMには呼び出しと推論プロファイルの参照の権限が必要。WebSearch と /logout は Bedrock では使えない
会社のクラウドが AWS なら、Claude Code を Amazon Bedrock 経由 で使う選択肢があります。請求や権限の管理を AWS にまとめられるのが利点です。
この記事では、公式ドキュメント「Claude Code on Amazon Bedrock」(2026年11月1日確認)にもとづいて、準備に必要なことをチェックリストの形で整理します。上から順に印をつけていけば、つまずきやすい所を飛ばさずに済みます。
まず決めること:1人で始めるか、チームに配るか
自分1人で試すなら案内の画面(ウィザード)、チームや自動化に配るなら環境変数での手動設定 を選びます。
| 進め方 | 向いている場面 | 設定の残り方 |
|---|---|---|
| ウィザード | 手元で自分が使い始める | 自分用の設定ファイル(~/.claude/settings.json)の env に保存される |
| 手動設定 | CI やチーム全体への展開 | 環境変数や設定ファイルで配る |
ウィザードは、claude を起動したときのログイン画面で 3rd-party platform → Amazon Bedrock を選ぶと始まります。すでにログイン済みなら /setup-bedrock と入力して開きます(CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1 が入るまではコマンドの一覧に出ないので、最後まで打ち込みます)。設定ファイルの置き場所や効く順番は Claude Codeのsettings.json入門 で説明しています。
チェック1:AWS側の準備
Anthropic のモデルを初めて呼ぶ前に、AWS のアカウントごとに1回だけ利用目的の申請が必要です。
- □ Amazon Bedrock が使える AWS アカウントがある
- □ Amazon Bedrock のコンソールで Model catalog を開き、Anthropic のモデルを選んで利用目的のフォームを送った(送るとすぐ使えるようになる)
- □ AWS Organizations を使っているなら、管理アカウントから
PutUseCaseForModelAccessの API で1回申請すれば、配下のアカウントにも広がることを確認した - □ 必要な IAM の権限がある(チェック5)
チェック2:認証情報の選び方
Claude Code は AWS SDK の標準の認証の流れを使います。 EC2 のインスタンスプロファイルや ECS のタスクの認証情報がすでにあるなら、このチェックは飛ばせます。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
aws configure | IAM ユーザーのアクセスキーをプロファイルに保存する |
| アクセスキーの環境変数 | AWS_ACCESS_KEY_ID などを今のシェルだけに設定する |
| SSO プロファイル | IAM Identity Center にブラウザでサインインし、一時的な認証情報をもらう |
コンソールの認証情報(aws login) | ブラウザでサインインし、一時的な認証情報をもらう。最大12時間 |
| Amazon Bedrock の APIキー | Bedrock 専用の鍵を AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCK に設定する |
AWS は、目的に合わせて作るソフトや実データを扱う作業では IAM ユーザーのアクセスキーを使わないよう 注意を出しています。Bedrock の APIキーにも、最大12時間の短期の鍵と、期限を自分で決める長期の鍵があり、AWS は本番では短期の鍵をすすめ、長期の鍵は試すときだけにするよう案内しています。
- □ 自分たちに合った認証の方法を1つ選んだ
- □ SSO の期限切れに備えるなら、設定ファイルの
awsAuthRefreshに再ログインのコマンドを書いた
awsAuthRefresh は、認証情報の期限切れに気づいたときだけ動きます。会社の VPN などでブラウザのサインインが途切れ、サインインのタブが何度も開く 場合は、この設定を外し、起動前に手で aws sso login するよう公式ドキュメントは案内しています。
チェック3:Claude Code 側の設定
CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1 を設定すると、Bedrock 経由に切り替わります。
export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export AWS_REGION=us-east-1 # プロファイルに地域があれば省略できる
- □
CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1を設定した - □ 地域が決まっているか確かめた(
AWS_REGION→AWS_DEFAULT_REGION→ プロファイルのregion→us-east-1の順で決まる) - □
/statusで、決まった地域を確かめた
Bedrock 経由では、/logout は使えません(認証は AWS 側で行うため)。また WebSearch の道具も使えません。
チェック4:モデルの版を固定する
チームに配るときは、モデルの版を必ず固定します。 固定しないと opus や sonnet の呼び名は Claude Code に組み込まれた既定に解決され、それが自分のアカウントでまだ使えないこともあります。
export ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL='us.anthropic.claude-opus-4-8'
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL='us.anthropic.claude-sonnet-4-6'
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL='us.anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0'
先頭の us. は地域をまたぐ推論プロファイルの印で、地域によって eu.・apac.・global. などに変わります。既定のモデルのまま印だけ変えたいなら ANTHROPIC_BEDROCK_REGION_PREFIX を使います。
- □ 主に使うモデルを固定した(固定しないと Opus の料金になる点に注意)
- □ 1つの系統で複数の版を選ばせたいなら、設定ファイルの
modelOverridesで版ごとに推論プロファイルを割り当てた
アプリケーション推論プロファイルの ARN を指定する場合の形は、公式ドキュメントでは arn:aws:bedrock:<地域>:<アカウントID>:application-inference-profile/<ID> です。各モデルの特徴は Claude Codeのモデル選び を参考にしてください。
起動時には、使う予定のモデルが自分のアカウントで呼べるかが確かめられます。固定していないのに既定のモデルが使えない場合は、その回だけ前の版や下位のモデルに切り替わり、お知らせが出ます。
チェック5:IAM の権限
Claude Code に必要な主な権限は、モデルの呼び出しと推論プロファイルの参照です。
| 権限 | 用途 |
|---|---|
bedrock:InvokeModel | モデルを呼ぶ |
bedrock:InvokeModelWithResponseStream | 返事を少しずつ受け取りながら呼ぶ |
bedrock:ListInferenceProfiles | 使える推論プロファイルを一覧する |
bedrock:GetInferenceProfile | アプリケーション推論プロファイルの中身のモデルを調べる |
公式の例ではこのほか、AWS Marketplace の購読を確かめる権限も、Bedrock 経由の呼び出しに限る条件付きで許可しています。より絞りたいときは、対象を特定の推論プロファイルに限れます。
- □ 上の4つの権限を、必要な範囲に絞って付けた
- □ Mantle(Anthropic の API の形で呼べる Bedrock の窓口)を使うなら、別に
bedrock-mantle:CreateInferenceとbedrock-mantle:CountTokensを付けた
チェック6:あると便利な設定
- □ 内容の絞り込みが必要なら、Amazon Bedrock Guardrails を作り、
ANTHROPIC_CUSTOM_HEADERSで指定した - □ 費用と速さの釣り合いを変えたいなら、
ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIERにdefault・flex・priorityのどれかを指定した - □ プロンプトキャッシュが効いているか確かめた(地域やモデルによって使えないことがある)
キャッシュの数が0のままなら、そのモデルと地域が対応しているかを AWS の資料で確かめます。キャッシュの仕組みは プロンプトキャッシュのQ&A でまとめています。
つまずきやすい点
| 症状 | 見直すところ |
|---|---|
| 地域のエラーが出る | aws bedrock list-inference-profiles --region <地域> で使えるモデルを確かめる |
| 「on-demand throughput isn't supported」 | モデルを推論プロファイルの ID で指定する |
| サインインのタブが開き続ける | awsAuthRefresh を外し、起動前に aws sso login |
| 会社のプロキシで証明書のエラー | OSの証明書ストアか NODE_EXTRA_CA_CERTS に会社の証明書を入れる |
なお Claude Code は Bedrock の Invoke API を使い、Converse API には対応していません。
まとめ
- 1人ならログイン画面から ウィザード、チームなら 環境変数で設定してモデルの版を固定 する
- 認証は AWS の標準の流れ。IAM ユーザーのアクセスキーより一時的な認証情報 を選ぶ
- IAM は呼び出しと推論プロファイル参照の権限を絞って付ける。WebSearch と
/logoutは使えない
出典
この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。


