Claude Code 設定が効かない時の確かめ方|5つの手順

公開 更新 著者 永上裕之導入とルール
机の上に広げた設定の書類を虫めがねで一枚ずつ確かめているイメージ

この記事の要点

  • 効かない原因の多くは「読み込まれていない」「別の場所から読まれた」「ほかのファイルに上書きされた」の3つ
  • 最初に /context で、何が読み込まれたかを見る。設定の誤りは claude doctor で一覧にできる
  • それでも分からなければ --safe-mode や空の設定で起動して、原因を自分の設定か外かに切り分ける

CLAUDE.md に書いたはずの決まりを守らない、追加したフックが動かない、MCP の道具が出てこない。Claude Code の設定でよくある困りごとです。

公式ドキュメント「Debug your configuration」(2026年11月3日確認)によると、原因の多くは ファイルが読み込まれていない・思っていない場所から読まれた・ほかのファイルに上書きされた の3つです。この記事では、それを順番に確かめる5つの手順をまとめます。

結論:推測より先に「何が読み込まれたか」を見る

最初にやることは /context です。いまの会話に何が読み込まれているかが一覧で出るので、書いたファイルが入っているかがすぐ分かります。

インストールやログインそのものの不調は、インストールできない時の対処 の範囲です。この記事は、起動はできるのに設定が効かない時のためのものです。

手順1:/context で読み込まれた中身を見る

/context は、会話に入っているものを種類ごとに表示します。システムの指示、道具、MCP の道具、サブエージェント、メモリのファイル(CLAUDE.md など)、スキル、会話のやりとりです。

CLAUDE.md が一覧に無ければ、読み込まれていません。 置き場所を見直します。ただし、サブフォルダに置いた CLAUDE.md は、そのフォルダのファイルを読んだときに初めて読み込まれるので、起動直後の一覧には出ません。

一覧にあるのに守られない時は、書き方の問題 です。あいまいで何通りにも読める指示、ファイル同士で食い違う指示、長くなりすぎて1つずつの指示が埋もれている、といった場合に守られにくくなります。書き方のコツは CLAUDE.md の書き方 にまとめています。

項目ごとにくわしく見るときは、次のコマンドを使います。

コマンド見られること
/memoryメモリのファイルの場所。開いて編集もできる
/skills使えるスキルと、その出どころ
/hooksいま有効なフック
/mcpつながっている MCP サーバーと状態
/permissionsいま効いている許可・禁止のルール
/status有効な設定の出どころ。会社の設定が効いているか
/doctorインストールと設定の健康診断。直し方の提案つき

手順2:設定の誤りと優先順位を確かめる

設定ファイルの書き間違いは、ターミナルで claude doctor を実行すると一覧になります。 会話を始めずに、読み取りだけで診断します。直し方の提案まで欲しい時は、会話の中で /doctor を使います。こちらは直す前に確認を求めます。

設定は、会社の設定 → ローカル → プロジェクト → 自分全体、の順に強く効きます。同じ項目が settings.local.json にもあると、settings.json に書いた値は上書きされます。 置き場所と順番は settings.json 入門 で説明しています。

手順3:MCP サーバーを確かめる

/mcp で、サーバーごとの接続状態と、このプロジェクトで承認済みかが分かります。定義は正しいのに道具が出ない、よくある原因は次の3つです。

手順4:フックを確かめる

/hooks で、いま有効なフックが出来事ごとに並びます。一覧に無ければ読み込まれていません。 主な原因は、フックを settings.json の "hooks" の中ではなく別のファイルに書いた、matcher を配列で書いた、のどちらかです。

一覧にあるのに動かない時は、matcher の書き方 を疑います。複数の道具は "Edit|Write" のように1つの文字で書き、道具の名前は Bash・Edit のように大文字で始めます。小文字や打ち間違いは、何にも当たらないまま静かに失敗します。

settings.json を直すと、動いている会話にも少し待つだけで反映されます。それでも分からない時は claude --debug で起動し、フックが評価される様子を記録で見ます。フックの基本は フックとは? で説明しています。

手順5:まっさらな設定で起動して切り分ける

ここまでで分からなければ、自分の設定をすべて外した状態で、同じ問題が起きるか を見ます。

まず claude --safe-mode で起動します。CLAUDE.md、スキル、プラグイン、フック、MCP サーバー、自作のコマンドやエージェント、出力スタイル、キー設定が外れた状態で動きます(ログイン・モデル・権限はふだんどおり)。これで問題が消えれば、外したもののどれかが原因 です。

設定ファイルそのものが怪しい時は、空のフォルダと空の設定の置き場所で起動します。

mkdir -p ~/claude-clean/empty && cd ~/claude-clean/empty
CLAUDE_CONFIG_DIR=~/claude-clean/config claude --setting-sources user

よくある原因の早見表

症状原因直し方
フックが動かないmatcher が配列・小文字・カンマ区切り(古い版)縦棒で区切った1つの文字にし、大文字の名前で書く(手順4)
全体に書いた権限やフックが効かない~/.claude.json に書いた~/.claude/settings.json に書く。2つは別のファイル
settings.json の値が効かないsettings.local.json に同じ項目があるlocal の方を直す
スキルが /skills に出ない.claude/skills/名前.md と1ファイルで置いた.claude/skills/名前/SKILL.md とフォルダにする
.mcp.json のサーバーが出ない.claude/ の中に置いた・servers と書いたプロジェクト直下に置き、mcpServers の中に書く
settings.json に書いた MCP が出ないsettings.json は mcpServers を読まない.mcp.json に書くか claude mcp add で足す
Bash(rm *) の禁止をすり抜けるルールはコマンドの文字で判定するフックで止める仕組みと組み合わせる

ファイルごとの役割は、.claude フォルダの中身 で一覧にしています。

まとめ

出典

永上裕之

ユニコスクール株式会社 代表取締役。AIエージェント専門のスクール&コミュニティを運営しています。

この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。

関連する記事