Claude Code Foundry設定|Azureで使う3つの認証

この記事の要点
- Microsoft Foundry には Bedrock や Vertex AI のような設定のウィザードが無く、環境変数だけで設定する
- 認証は APIキー・Microsoft Entra ID・Bearer トークンの3つ。鍵を保管したくないなら Entra ID
- Foundry には起動時のモデル確認が無いので、モデルの版は必ずデプロイ名に合わせて固定する
会社のクラウドが Azure なら、Claude Code を Microsoft Foundry 経由 で使えます。Azure のサブスクリプションと権限の仕組みの中で Claude を動かせるのが利点です。
Amazon Bedrock や Google Cloud と比べたときの大きな違いは、設定のウィザードが無く、環境変数だけで設定する ことです。この記事では、公式ドキュメント「Claude Code on Microsoft Foundry」(2026年11月2日確認)にもとづいて、認証の選び方を中心に整理します。
3つのクラウドの違い
どのクラウドでも「切り替えの変数を1つ入れ、モデルの版を固定する」流れは同じです。違うのは、設定の入口と起動時の確認です。
| Amazon Bedrock | Google Cloud(Vertex AI) | Microsoft Foundry | |
|---|---|---|---|
| 切り替えの変数 | CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK | CLAUDE_CODE_USE_VERTEX | CLAUDE_CODE_USE_FOUNDRY |
| 設定のウィザード | あり | あり | なし(環境変数のみ) |
| 起動時のモデル確認 | あり | あり | なし |
/logout | 使えない | 使えない | 使えない |
起動時のモデル確認が無いということは、既定のモデルが自分の環境で使えないと、そのまま依頼が失敗する ということです。だからこそ Foundry では、モデルの版の固定が特に大事になります。ほかの2つの手順は Claude Code Amazon Bedrock設定 と Claude Code Vertex AI設定 で解説しています。
準備:リソースとデプロイを作る
Microsoft Foundry のポータルで Claude 用のリソースを作り、Opus・Sonnet・Haiku のデプロイを作ります。 このとき付けたリソース名とデプロイ名は、あとで環境変数に書くので控えておきます。
デプロイを作るときには、推論を Azure 側で動かすか Anthropic 側で動かすかの「ホスティングの方式」も選びます。必要なものは次のとおりです。
- Microsoft Foundry が使える Azure のサブスクリプション
- リソースとデプロイを作れる RBAC の権限
- Azure CLI(ほかに資格情報を用意する方法があれば不要)
認証の3つの方法を比べる
鍵を保管したくないなら Microsoft Entra ID、まず試すなら APIキー、ほかの仕組みでトークンを取っているなら Bearer トークン、と選びます。
| 方法 | 設定 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| APIキー | ポータルの「Endpoints and keys」でキーを写し、ANTHROPIC_FOUNDRY_API_KEY に設定 | 手元ですぐ試す |
| Microsoft Entra ID | 2つの変数を空のままにし、az login などで Azure の標準の資格情報を使う | 保管する鍵を持ちたくない・社内の認証に寄せたい |
| Bearer トークン | 別の仕組みで取ったアクセストークンを ANTHROPIC_FOUNDRY_AUTH_TOKEN に設定 | 社内のアプリやサインインの仕組みがトークンを配る |
3つがそろっているときは、Bearer トークンがいちばん優先 され、次に APIキー、最後に Entra ID の順で使われます。意図しない方法で動いていないかは、この優先順位で見直します。
APIキーは、置き場所を間違えると漏れる心配があります。チームで使うなら、鍵を持たずに済む Entra ID を検討するとよいでしょう。鍵の扱い方の考え方は Claude Codeのセキュリティ でも触れています。
Claude Code 側の設定
切り替えの変数と、リソース名を設定します。
export CLAUDE_CODE_USE_FOUNDRY=1
export ANTHROPIC_FOUNDRY_RESOURCE=my-resource
ANTHROPIC_FOUNDRY_RESOURCE には リソース名だけ を書きます。URL やホスト名を書くと、メッセージを送ったときに受け付けられません。URL で指定したいときは、代わりに ANTHROPIC_FOUNDRY_BASE_URL に https://{resource}.services.ai.azure.com/anthropic の形で書きます。
モデルの版を固定する
作ったデプロイの名前に合わせて、モデルの変数を設定します。
export ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL='claude-opus-4-8'
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL='claude-sonnet-5'
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL='claude-haiku-4-5'
Foundry では、会話の題名づけのような裏の作業にも、既定では主のモデルが使われます(Haiku のデプロイが無いアカウントもあるため)。裏の作業を Haiku に任せて費用を抑えたいなら、ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL に使える Haiku のデプロイを設定します。
デプロイ名が独自の名前(例 team-opus-prod)のときは、設定ファイルの modelOverrides で「このデプロイはどのモデルか」を教えると、そのモデルに合った長い会話の上限が使われます。
動かして確かめる
設定したら作業フォルダで claude を起動し、/status を打ちます。 API provider の行に Microsoft Foundry と、設定したリソース名か URL が出ていれば完了です。
権限(RBAC)
Azure AI User か Cognitive Services User の既定のロールで、Claude のモデルを呼ぶ権限がそろいます。 もっと絞りたいときは、Microsoft.CognitiveServices/accounts/providers/* の dataActions だけを持つカスタムロールを作ります。
つまずきやすい点
| 症状 | 見直すところ |
|---|---|
| ChainedTokenCredential authentication failed | 環境で Entra ID を使えるようにするか、ANTHROPIC_FOUNDRY_API_KEY を設定 |
| 最初の依頼で接続のエラーが続く | ANTHROPIC_FOUNDRY_RESOURCE が仮の値のままになっていないか。リソース名から接続先を組み立てるため、名前が違うと存在しない先に繋ごうとする |
| 既定のモデルで失敗する | モデルの版を固定していない。起動時の確認が無いので、デプロイ名に合わせて固定する |
まとめ
- Foundry は ウィザードなし・環境変数だけ で設定する
- 認証は APIキー・Entra ID・Bearer トークン の3つ。優先は Bearer トークン → APIキー → Entra ID
- 起動時のモデル確認が無いので、デプロイ名に合わせてモデルの版を必ず固定 する
出典
この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。


