Claude Code プロキシ設定|会社のネットワークで使う

公開 更新 著者 永上裕之導入とルール
会社のビルの出入口に立つ受付を通って、ノートパソコンの通信が外へ出ていく道筋を説明しているイメージ

この記事の要点

  • プロキシは HTTPS_PROXY、通さない宛先は NO_PROXY。起動前に設定し、SOCKS は使えない
  • 会社の証明書は OS に入っていれば多くはそのまま動く。足りない時は NODE_EXTRA_CA_CERTS で追加する
  • 設定が効いたかは claude --debug のログと /status で確かめる。裏で動くエージェント用には settings.json に書く

会社のパソコンで Claude Code を起動したら、つながらない・証明書のエラーが出る。社内のネットワークでは、外への通信が プロキシ(通信の受付) を通る決まりになっていたり、会社独自の証明書で通信を確かめていたりするためです。

この記事では、公式ドキュメント「Enterprise network configuration」(2026年11月4日確認)にもとづいて、会社のネットワークで Claude Code を使うための設定を、つまずく順番 に並べてまとめます。

結論:プロキシ・証明書・許可リストの3点をそろえる

会社のネットワークで必要になるのは、①プロキシの住所、②会社の証明書、③通信を許可してもらう接続先の3つです。 どれも環境変数で設定でき、Claude Code を起動する前に入れておきます。

起動中のセッションは、あとからシェルで変えた環境変数を読み直しません。設定を変えたら起動し直します。なお、このページの環境変数はすべて settings.json にも書けます。

困りごと使う設定ポイント
外につながらないHTTPS_PROXY(または HTTP_PROXY)住所は http:// などから書く
社内の宛先までプロキシを通ってしまうNO_PROXY空白区切りでもカンマ区切りでもよい
証明書のエラーが出るNODE_EXTRA_CA_CERTS会社の証明書のファイルを指定
接続のたびに端末の証明書を求められるCLAUDE_CODE_CLIENT_CERT などmTLS(双方向の証明書)
一部の機能だけ動かない許可リスト必要な接続先をIT担当に開けてもらう

プロキシを通す:HTTPS_PROXY と NO_PROXY

Claude Code は、一般的なプロキシの環境変数をそのまま読みます。 公式がすすめるのは HTTPS_PROXY です。

export HTTPS_PROXY=https://proxy.example.com:8080
export NO_PROXY="localhost,192.168.1.1,example.com,.example.com"

HTTPS_PROXY が使えない時は HTTP_PROXY を使います。小文字の書き方でも動き、複数ある時は https_proxy、HTTPS_PROXY、http_proxy、HTTP_PROXY の順で最初に見つかったものが使われます。

NO_PROXY は、プロキシを通さずに直接つなぐ宛先の一覧です。空白区切りでもカンマ区切りでも書け、"*" にするとすべての通信がプロキシを通らなくなります。手元の localhost などへの通信の一部は、もともとプロキシを通らない作りなので、そのために書き足す必要はありません。

気をつけたいのは次の2点です。

NTLM や Kerberos のような認証が必要なプロキシは、その認証に対応した中継サーバー(LLM ゲートウェイ)を使うことが公式ですすめられています。環境変数の入れ方そのものは、Claude Code 環境変数の設定方法 で説明しています。

会社の証明書を信頼させる

会社のプロキシが通信の中身を確かめる仕組みでも、その証明書がパソコン(OS)に入っていれば、多くの場合は追加の設定なしで動きます。 Claude Code は、自分が持っている証明書の一覧と、OS の証明書の両方を信頼するからです。

OS の証明書を読むには条件があり、公式のインストーラーで入れた版はいつでも読めます。npm で入れた場合は Node 22.15 以降が必要で、それより古いと OS の証明書は読まれません。その時や、OS に入っていない証明書を使う時は、ファイルを直接指定します。

export NODE_EXTRA_CA_CERTS=/path/to/ca-cert.pem

どちらの証明書を信頼するかは CLAUDE_CODE_CERT_STORE で絞れます。値は bundled(Claude Code が持っている一覧)と system(OS の証明書)で、何も書かなければ両方です。この変数は settings.json の専用の項目が無いので、env の欄に書くか、起動する環境に直接入れます。

もう1つ、通信の中身を確かめるプロキシが圧縮された送信データをうまく扱えない時 は、CLAUDE_CODE_GZIP_REQUEST_BODIES=0 で圧縮を止められます。インストールの段階で証明書のエラーが出ている時は、インストールできない時の対処 もあわせて見てください。

端末の証明書が必要な会社(mTLS)

つなぐ側の端末にも証明書を求める会社では、証明書と鍵のファイルを環境変数で指定します。

export CLAUDE_CODE_CLIENT_CERT=/path/to/client-cert.pem
export CLAUDE_CODE_CLIENT_KEY=/path/to/client-key.pem

鍵にパスフレーズが付いている時は CLAUDE_CODE_CLIENT_KEY_PASSPHRASE も使えます。証明書を入れ替える時は、同じ場所のファイルを置き換えます。接続のリセットや証明書のやりとりの失敗が起きた時に、Claude Code がファイルを読み直して再接続するので、起動し直さなくても新しい組が使われます。期限が切れる前に置き換えておくのが安全です。

許可してもらう接続先

ファイアウォールやプロキシで通信先を絞っている会社では、Claude Code が使う接続先を許可リストに入れてもらう必要があります。 主なものは次のとおりです。

接続先使い道
api.anthropic.comClaude とのやりとり本体
claude.ai・claude.comclaude.ai のアカウントでのログイン
platform.claude.comログインの手続き(claude.ai のアカウントでも必要)
sso.claude.comシングルサインオンを使う組織のログイン
downloads.claude.ai公式インストーラー・自動更新・プラグインの取得
registry.npmjs.orgnpm で入れる場合、プラグインや npx で起動する MCP
github.comプラグインのマーケットプレイスの取得

ほかにも、Claude in Chrome の拡張機能やアーティファクトの表示など、機能ごとに使う接続先があります。ログインはできるのに一部の機能だけ動かない時は、その機能の接続先が止められていないか を公式ドキュメントの一覧で確かめます。Amazon Bedrock などクラウドの契約で使う場合は、やりとりの相手がそのクラウドに変わります。くわしくは Amazon Bedrock で使う手順 を見てください。

設定が効いたかを確かめる

設定の多くは、読み込んだ時点では正しいか確かめられず、あとの通信でエラーになって初めて気づきます。 例外はプロキシの住所で、http:// が抜けているなど読めない書き方だと、起動の時点で止まり、直すべき変数の名前が表示されます。

通信の前に確かめたい時は、デバッグのログを出して起動します。

claude --debug

ログに、会社の証明書や端末の証明書を読み込んだことを示す行が出ていれば成功です。読めなかった時は Failed to read や Failed to load の行に理由が出ます。

起動中の画面では /status でも確かめられます。

ほかの設定も含めた確かめ方は、設定が効かない時の確かめ方 にまとめています。

裏で動くエージェントには settings.json で渡す

バックグラウンドで動くエージェントには、シェルで設定した環境変数が届かないことがあります。 裏のエージェントは、最初に起動したシェルの環境を引き継ぐ1つの管理用のプロセスの上で動くため、どのシェルから起動したかで設定が届いたり届かなかったりします。

確実に届けるには、プロキシ・証明書の設定を ~/.claude/settings.json の env の欄か、会社が配る管理用の設定に書きます。設定ファイルの置き場所と優先順位は、settings.json 入門 で説明しています。チームでそろった環境を作るなら、devcontainer で動かす方法 も選択肢です。

よくある質問

プロキシを設定したのに起動できません

住所の書き方を確かめます。http:// や https:// から始まっていないと、Claude Code は起動の時点で止まり、直すべき変数の名前を表示します。SOCKS のプロキシは使えない点にも注意します。

会社の証明書を入れたのに、証明書のエラーが消えません

npm で入れていて Node が古いと、OS の証明書が読まれません。NODE_EXTRA_CA_CERTS で証明書のファイルを直接指定し、claude --debug のログで読み込めたかを確かめます。

シェルで設定を変えたのに反映されません

起動中のセッションは、起動したときの環境変数を使い続けます。Claude Code を起動し直します。裏で動くエージェントに効かせたい時は、settings.json の env の欄に書きます。

まとめ

出典

永上裕之

ユニコスクール株式会社 代表取締役。AIエージェント専門のスクール&コミュニティを運営しています。

この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。

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