Claude Code フルスクリーン表示|ちらつきとスクロールの直し方

この記事の要点
- /tui fullscreen で切り替え、/tui default で元に戻す。会話は消えずにそのまま続く
- 入力欄が下に固定され、ちらつきが減り、長い会話でもメモリが増えない。マウスでクリックやスクロールもできる
- 会話の検索は Ctrl+o のあと /。全文をターミナルの履歴に書き出すこともできる
Claude Code を使っていて、「作業中に画面がチカチカする」「スクロールの位置が勝手に一番上へ飛ぶ」と感じたことはないでしょうか。長い会話になるほど、こうした小さなストレスがたまります。
この記事では、公式ドキュメント「Fullscreen」(2026年11月4日確認)にもとづいて、フルスクリーン表示 の切り替え方と、切り替えたあとに変わる操作、困った時の直し方をまとめます。なお、フルスクリーン表示は公式では「研究プレビュー」の扱いで、今後動きが変わることがあります。
結論:ちらつくなら /tui fullscreen、戻すなら /tui default
画面のちらつきやスクロールの飛びに困っているなら、会話の中で /tui fullscreen を打つだけで切り替わります。 設定は保存され、会話もそのまま引き継がれます。
元の表示に戻したい時は /tui default、いまどちらの表示かを知りたい時は引数なしの /tui を打ちます。
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| フルスクリーン表示に切り替える | /tui fullscreen |
| 元の表示(クラシック)に戻す | /tui default |
| いまの表示を確かめる | /tui |
| その回だけフルスクリーンで起動する | CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=1 claude |
フルスクリーン表示とは何か
ここでいう「フルスクリーン」は、ウィンドウを最大化することではありません。 vim や htop のように、Claude Code がターミナルの描画面をまるごと使って画面を描く方式のことです。ウィンドウの大きさはそのままで使えます。
この方式では、いま画面に見えているメッセージだけを描きます。そのため、更新のたびにターミナルへ送るデータが減り、次のような良い点があります。
- 画面のちらつきがなくなる
- 長い会話でもメモリの使用量が増えない
- マウスでクリック・選択・スクロールができる
公式によると、違いがはっきり出るのは、VS Code の中のターミナル、tmux、iTerm2 のように、画面の描画が追いつきにくい環境です。エディタの中で Claude Code を使う方法は、VS Code で使う方法 でも紹介しています。
切り替えたときに引き継がれるもの
/tui fullscreen は、いまの会話を保ったまま Claude Code を起動し直します。 途中で切り替えても、それまでの流れは失われません。引き継がれるのは主に次のものです。
- 画面に出ている会話(巻き戻しをしていれば、巻き戻したあとの状態)
- 権限のモードと、考える深さ(effort)の設定
/modelで選んだモデル- 起動時に付けた、使える道具の許可・禁止の指定などの一部のオプション
ただし、システムの指示をまるごと差し替えて起動した場合など、起動し直したあとに引き継げない制限があるときは、Cannot switch renderers in this session と表示され、切り替えも保存も行われません。会話を巻き戻す操作については、会話を巻き戻す方法 で解説しています。
最初からどちらの表示で始まるか
どちらの表示で起動するかは、環境変数・保存した設定・使い始めた時期などで決まります。 公式の表から、主なものを抜き出すと次のとおりです(上にあるものほど優先されます)。
| 状況 | 始まる表示 |
|---|---|
CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=0 などを設定している | クラシック |
CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=1 を設定している | フルスクリーン |
| この端末でフルスクリーンの起動に失敗したことがある | クラシック |
iTerm2 の tmux -CC のモードで使っている | クラシック |
tui の設定を保存している | 設定したほう |
| 2026年5月6日以降に使い始めた(通常の接続) | フルスクリーン |
| それ以外 | クラシック |
クラシックの表示で始まり、まだ設定を保存していない場合は、起動時に切り替えを勧める画面が出ることがあります。「Not now」を選ぶと、その端末では二度と出ません。また、3回出たあとは答えなくても出なくなります。環境変数の基本は 環境変数の設定方法、設定ファイルの置き場所は settings.json 入門 で説明しています。
何が変わるか(操作の早見表)
いちばん分かりやすい変化は、入力欄が画面の下に固定されることです。 Claude が作業している間に入力欄が動かなければ、フルスクリーン表示になっています。
会話はターミナル本来の履歴(スクロールバック)ではなく、Claude Code の画面の中に置かれます。そのため、いくつかの操作が変わります。
| これまで | フルスクリーン表示では |
|---|---|
Cmd+f や tmux の検索で文字を探す | Ctrl+o で記録の画面に入り、/ で検索 |
| ターミナルのドラッグで選んでコピー | Claude Code の中で選ぶと、マウスを離した時に自動でコピー |
Cmd を押しながらクリックでURLを開く | Mac は Cmd、それ以外は Ctrl を押しながらクリック |
マウスでできること
フルスクリーン表示では、マウスの操作を Claude Code が受け取ります。 主にできることは次のとおりです。
- 入力欄をクリックして、カーソルを好きな位置へ動かす
/のコマンドや@のファイルの候補を、クリックで選ぶ- 許可の確認や
/modelなどの選択肢を、クリックで選ぶ - 折りたたまれた道具の結果をクリックして、全文を開く
- ドラッグで文字を選ぶ(ダブルクリックで単語、トリプルクリックで1行)
- ホイールで会話をスクロールする
選んだ文字は、マウスを離した時点で自動でクリップボードに入ります。これが不要なら、/config の「Copy on select」をオフにします。
スクロールの操作と、自動で下に付いていく動き
キーボードでのスクロールは、PgUp・PgDn で半画面ずつ、Ctrl+Home で先頭、Ctrl+End で最新に戻ります。 MacBook のように専用キーがないキーボードでは、Fn と矢印キーを組み合わせます(Fn+↑ が PgUp)。
上にスクロールしている間は、新しい出力が来ても一番下へ引き戻されません。画面の下に「Jump to bottom」のボタンが出るので、クリックするか、一番下までスクロールすると、また最新に付いていきます。Mac のキーボードからは Ctrl+End が届かないため、ボタンのクリックか、scroll:bottom の操作を押せるキーに割り当て直すのが近道です。割り当ての変え方は キー設定の変え方 を見てください。
ホイールのスクロールが遅いと感じる時は、/scroll-speed で、実際にスクロールして試しながら速さを変えられます。環境変数 CLAUDE_CODE_SCROLL_SPEED に 3 などの数を入れても同じです。
会話を検索する・ターミナルに戻す
会話の中の文字を探す時は、Ctrl+o で記録の画面に入り、/ を押して検索します。 n で次、N で前の候補へ移ります。q か Esc で元の画面に戻ります。
| キー(記録の画面で) | 動き |
|---|---|
/ | 検索を始める |
n / N | 次・前の候補へ |
{ / } | 前・次の自分の依頼へ |
[ | 会話の全文をターミナルの履歴に書き出す |
v | 会話を一時ファイルに書き出して、エディタで開く |
[ を押すと、会話がふつうの文字としてターミナルの履歴に入るので、いつもの Cmd+f や tmux のコピー機能が使えます。長い会話の流れを見直す時は、/focus で最後の依頼と最終の返事だけに絞った表示にもできます。
tmux の中で使うときの注意
tmux の中でホイールのスクロールを使うには、tmux のマウスモードをオンにします。 設定ファイルに set -g mouse on の1行を足して読み込み直します。オフのままでも、PgUp・PgDn のスクロールは使えます。
もう1つの注意は、iTerm2 の tmux -CC(連携モード)では使えないことです。ホイールが効かず、ダブルクリックで画面が乱れることがあります。iTerm2 の中でふつうに tmux を使う分には問題ありません。tmux の改行や通知の設定は、ターミナル設定の直し方 にまとめています。
困ったときの対処
症状ごとの直し方は次のとおりです。 多くは環境変数1つで解決します。
| 症状 | 直し方 |
|---|---|
| 画面が崩れる・一部が空白になる | Ctrl+L で描き直す(会話と入力はそのまま) |
| 前の出力のかけらが画面に残る(Windows Terminal など) | CLAUDE_CODE_ALT_SCREEN_FULL_REPAINT=1 で毎回すべて描き直す |
| ターミナル本来の選択・コピーを使いたい | CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE=1 でマウスの受け取りを止める |
| ホイールだけ使い、クリックは止めたい | CLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE_CLICKS=1 |
| iTerm2 でホイールが効かない | プロファイルの設定で「Enable mouse reporting」をオン |
| 起動時に「didn't finish starting」と出る | /tui で理由を確かめ、/tui fullscreen で再挑戦 |
ターミナル本来の選択をその場だけ使いたい時は、決まったキーを押しながらドラッグします。Mac のターミナルは Fn、iTerm2 は Option、多くのターミナルは Shift です。
フルスクリーンの起動に2回失敗すると、その端末ではクラシックの表示で始まり続けます。Claude Code を更新するか、/tui fullscreen を打つまでこの状態が続きます。うまくいかない時は、Claude Code の中で /feedback を打って、ターミナルの名前と版を添えて報告できます。
よくある質問
フルスクリーン表示にすると、ウィンドウが最大化されますか?
されません。ここでの「フルスクリーン」は、Claude Code がターミナルの描画面をまるごと使うという意味です。ウィンドウの大きさは自由で、小さな窓でも使えます。
Cmd+f で会話の文字が見つかりません
フルスクリーン表示では、会話がターミナルの履歴に入っていないためです。Ctrl+o で記録の画面に入り、/ で検索します。ターミナルの検索を使いたい時は、記録の画面で [ を押して会話を書き出してから探します。
元の表示に完全に戻すには?
/tui default を打つと、クラシックの表示に戻り、その設定が保存されます。保存した設定に関係なく必ずクラシックで使いたい時は、CLAUDE_CODE_DISABLE_ALTERNATE_SCREEN=1 を設定します。ただし、エージェントの一覧から開く裏で動くセッションは、常にフルスクリーン表示です。
まとめ
- ちらつきやスクロールの飛びには
/tui fullscreen。戻すのは/tui defaultで、会話は消えない - 入力欄が下に固定され、マウスでクリックやスクロールができる。会話の検索は
Ctrl+oのあと/ - 画面が崩れたら
Ctrl+L、ターミナル本来の選択を使いたいならCLAUDE_CODE_DISABLE_MOUSE=1
出典
この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。


