Claude Code 起動オプション一覧|目的別のフラグの使い方

公開 更新 著者 永上裕之導入とルール
たくさんのスイッチが並んだ操作盤から、目的に合うスイッチを選んで入れているイメージ

この記事の要点

  • 起動オプションは「その回だけ」の指定。設定ファイルを書き換えずに、モデルや権限の扱いを変えられる
  • よく使うのは -p(1回だけ実行)・-c と -r(続きから)・--model・--permission-mode・--add-dir の6つ
  • 調子が悪い時は --safe-mode、スクリプトでは --bare や --max-turns で動きを固定する

ターミナルで claude と打つと、Claude Code の会話の画面が始まります。この claude のうしろに オプション(フラグ) を付けると、使うモデルや、確認の出し方、読み書きできるフォルダを、その回だけ変えられます。

公式ドキュメント「CLI reference」(2026年11月4日確認)にもとづいて、たくさんあるオプションの中から仕事でよく使うものを 目的別 に整理します。会話の中で打つ / のコマンドとは別物なので、そちらは Claude Codeのコマンド一覧 を見てください。

結論:まず覚えるのは6つ、残りは困った時に引く

最初に覚えるのは -p・-c・-r・--model・--permission-mode・--add-dir の6つで十分です。 ほかのオプションは、スクリプトに組み込む時や、調子が悪い時に必要になったら引けば間に合います。

オプションの多くは その回の起動だけに効き、設定ファイルは書き換えません。たとえば --model は設定の model より優先されますが、次に何も付けずに起動すればいつもの設定に戻ります。ずっと同じにしたい時は、settings.json 入門 で説明している設定ファイルの側に書きます。

なお公式ドキュメントには「claude --help には全部のオプションが出るわけではない」と書かれています。ヘルプに無いからといって使えないとは限らない ので、迷ったら公式の一覧で確かめます。

早見表:目的から選ぶ

やりたいことオプション例
1回だけ頼んで結果を出す-p(--print)claude -p "このファイルを要約して"
このフォルダの直前の会話に戻る-c(--continue)claude -c
名前やIDで会話を選んで戻る-r(--resume)claude -r auth-refactor
会話に名前を付けて始める-n(--name)claude -n "請求書の集計"
モデルを変える--modelclaude --model sonnet
考える深さを変える--effortclaude --effort high
確認の出し方を決めて始める--permission-modeclaude --permission-mode plan
ほかのフォルダも読み書きさせる--add-dirclaude --add-dir ../docs
別の作業場所で並行して進める-w(--worktree)claude -w feature-auth
設定の不調を切り分ける--safe-modeclaude --safe-mode

ここからは、目的ごとに使いどころと注意点を見ていきます。

1回だけ頼む:-p

-p は、会話の画面を開かずに1回の依頼を実行し、結果を出して終わるオプションです。 毎朝のログの要約のように、決まった作業をスクリプトから呼ぶ時に使います。

cat logs.txt | claude -p "このログのエラーを3行でまとめて"

ほかのコマンドの出力を流し込めるので、手でコピーして貼る手間がなくなります。-p と組み合わせて使うオプションには、次のようなものがあります。

オプションすること
--output-format出力の形を text・json・stream-json から選ぶ
--max-turnsAIが道具を使って進める回数の上限を決める(既定は上限なし)
--max-budget-usd見積もりの費用が決めた額に届いたら止める
--no-session-persistence会話を保存しない(あとで再開できなくなる)

--max-budget-usd の額は手元での見積もりで、実際の請求とずれることがあり、上限を少し超えることもあります。 公式は余裕を持たせて決めるようにすすめています。-p の使い方をくわしく知りたい時は、claude -p の使い方 にまとめています。

前の続きから始める:-c と -r

直前の会話に戻るなら -c、どの会話に戻るか選ぶなら -r です。

-c は、claude -p で動かした会話や、Agent SDK から動かした会話は選びません。それらも含めたい時は claude -p --continue の形にします。また、戻った会話を元のまま残して、別の会話として続けたい時は --fork-session を足します。会話のIDが新しくなるので、元の会話を上書きしません。

あとで探しやすくするには、始める時に -n で名前を付けておくのが便利です。名前は /resume の一覧やターミナルのタイトルに出て、claude --resume <名前> で戻れます。会話の戻り方の全体は、会話を再開する方法 で説明しています。

モデルと考える深さを変える:--model と --effort

--model はその回に使うモデルを、--effort は考える深さを決めます。 どちらもその回だけの指定で、設定ファイルに書いた値より優先されます。

claude --model sonnet --effort high

--model には sonnet・opus・haiku のような短い呼び名か、モデルの正式な名前を渡します。--effort は low・medium・high・xhigh・max などから選び、使えるものはモデルによって変わります。

混み合って主のモデルが使えない時に備えるなら、--fallback-model で代わりのモデルを順番に並べておけます(例 --fallback-model sonnet,haiku)。モデルの選び方は、Claude Codeのモデルの選び方 にまとめています。

確認の出し方を決める:--permission-mode

--permission-mode は、ファイルの書き込みやコマンドの実行のたびに確認するかどうかを、起動の時点で決めるオプションです。 設定ファイルの defaultMode より優先されます。

値向いている場面
defaultふだんの作業。必要な時に確認が出る
acceptEditsファイルの書き込みを確認なしで進めたい
planまず計画だけ立てさせたい
auto確認の判断を自動に任せたい
dontAsk許可していない操作は確認せずに断らせたい
bypassPermissions確認を出さない。隔離した環境向け

--dangerously-skip-permissions は --permission-mode bypassPermissions と同じ意味です。 確認がまったく出なくなるので、ふだんのパソコンでは使わず、隔離した環境で使うものと考えます。最初は plan で始めて、あとで Shift+Tab で確認なしに切り替えられるようにしたい時は、--allow-dangerously-skip-permissions を付けます。これは切り替え先に加えるだけで、起動時のモードは変えません。

それぞれのモードの違いは、Claude Codeの権限モード でくわしく説明しています。道具ごとに許す・止めるを決めたい時は、--allowedTools と --disallowedTools を使います。

読み書きできる場所を広げる:--add-dir と -w

--add-dir は、起動したフォルダの外にあるフォルダも、読み書きできる場所に加えるオプションです。 複数のフォルダを並べて渡せます。

claude --add-dir ../apps ../lib

加えたフォルダは「ファイルを触ってよい場所」になるだけで、その中の .claude にある設定のほとんどは読み込まれません。 毎回加えたいフォルダは、設定の permissions.additionalDirectories に書いておくと、起動のたびに付けなくて済みます。共有のネットワーク上のフォルダは、ほとんど加えられません。

同じリポジトリで別の作業を同時に進めたい時は、-w(--worktree)で、git の別の作業場所を作ってから始められます。名前を省くと自動で付きます。使い方は Claude Codeのworktreeとは? で紹介しています。

調子が悪い時に切り分ける:--safe-mode と --debug

設定を入れたあとに動きがおかしくなったら、--safe-mode で起動して、自分の設定が原因かどうかを切り分けます。 CLAUDE.md・スキル・プラグイン・フック・MCP サーバー・自動メモリなどを読み込まずに起動し、ログイン・モデルの選択・標準の道具・権限はふだんどおりに動きます。

オプション読み込まないもの向いている場面
--safe-mode自分で足した設定や道具(ログインは使う)不調の原因探し
--bareフック・スキル・プラグイン・MCP・CLAUDE.md などスクリプトで速く、同じ動きにする

--safe-mode で直るなら、原因は自分の設定のどれかです。会社の端末に配られた管理用の設定は、--safe-mode でも一部が効いたままになります。

もっと細かく見たい時は --debug でくわしい記録を出します。--debug='mcp,startup' のように = を付けて書くと、種類を絞れます。記録をファイルに残すなら --debug-file で置き場所を指定します。設定が効かない時の調べ方全体は、設定が効かない時の確かめ方 にまとめています。

AIへの前置きを足す:--append-system-prompt

その回だけAIに守らせたい決まりがある時は、--append-system-prompt で標準の指示のうしろに書き足します。 長い決まりはファイルにして --append-system-prompt-file で渡せます。

claude -p --append-system-prompt "答えは日本語で、箇条書きで" "README.md を要約して"

似たものに --system-prompt がありますが、こちらは 標準の指示をまるごと置き換えます。道具の使い方や安全のための指示まで消えるので、公式は「Claude Code として働きながら決まりを足したいなら書き足す方を使う」とすすめています。いつも守らせたい決まりは、起動のたびに渡すより CLAUDE.md に書く方が向いています。

サブコマンドとの違い

claude のうしろに付けるものには、-- で始まるオプションのほかに、claude update のような サブコマンド もあります。こちらは会話を始めずに、決まった仕事だけをして終わります。

サブコマンドすること
claude update最新の版に更新する
claude doctor会話を始めずに、インストールと設定の状態を調べて表示する
claude auth statusログインの状態を表示する
claude mcpMCP サーバーを設定する

サブコマンドを打ち間違えると、近いものを教えてくれて、会話は始まりません。版を確かめたい時は claude -v です。

よくある質問

オプションを付けると、設定ファイルは書き換わりますか?

書き換わりません。--model・--effort・--permission-mode などは、その回の起動だけに効きます。ずっと同じにしたい時は、設定ファイルに書きます。

-c と -r はどう使い分けますか?

いまのフォルダで直前の会話に戻るなら -c、もっと前の会話や別の会話を選びたいなら -r です。-r は名前やIDを付ければ、一覧を出さずにすぐ戻れます。

--dangerously-skip-permissions を付けても大丈夫ですか?

確認がまったく出なくなるので、ふだんのパソコンでは避けます。確認を減らしたいだけなら、--permission-mode acceptEdits や auto のように、範囲をしぼったモードから試すのが安全です。

まとめ

出典

永上裕之

ユニコスクール株式会社 代表取締役。AIエージェント専門のスクール&コミュニティを運営しています。

この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。

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