Claude Code LLMゲートウェイ接続|会社の窓口経由で使う

この記事の要点
- LLMゲートウェイは、会社が Claude Code とAIの間に置く窓口。鍵・利用量・費用・記録を1か所で管理できる
- 使う側は ANTHROPIC_BASE_URL(窓口の住所)と、認証の変数(ANTHROPIC_AUTH_TOKEN か ANTHROPIC_API_KEY)の2つを入れる
- つながったかは /status の「Anthropic base URL」の行で確かめる。401 は変数の種類違いを疑う
会社で Claude Code を使い始める時、「個人のアカウントでログインせず、会社の窓口を通して使ってください」と言われることがあります。この窓口が LLMゲートウェイ です。
この記事では、公式ドキュメント「Other LLM gateways」「Connect Claude Code to an LLM gateway」(2026年11月5日確認)にもとづいて、使う側の人が、ゲートウェイ経由で Claude Code をつなぐまでの手順 をまとめます。ゲートウェイそのものを立てる手順は、各製品の説明書に従います。
先に結論:入れる変数は2つだけ
ゲートウェイにつなぐのに必要なのは、窓口の住所(ANTHROPIC_BASE_URL)と、窓口に見せる認証の値の2つです。 認証の値は、ゲートウェイの担当者から言われた種類によって、入れる変数が変わります。
| 担当者からの言われ方 | 入れる変数 | 送られ方 |
|---|---|---|
| 「Bearer トークン」「Authorization ヘッダー」 | ANTHROPIC_AUTH_TOKEN | Authorization: Bearer |
| 「APIキー」「x-api-key」 | ANTHROPIC_API_KEY | x-api-key |
| 値が入れ替わる・保管庫から取ってくる | apiKeyHelper(設定) | 両方 |
どちらか言われていない時は、まず ANTHROPIC_AUTH_TOKEN を試します。 合っていなければ 401 のエラーが返るので、もう一方に入れ替えます。
そもそもゲートウェイで何ができるのか
ゲートウェイは、会社が Claude Code とAIの提供元の間に置く中継の窓口です。 公式ドキュメントでは、次の5つを1か所で管理できるとしています。
- 鍵:提供元の鍵は窓口の中だけに置き、社員には窓口用の値を配る
- 利用量:だれが・どのチームがどれだけ使ったかを数える
- 費用:予算や回数の上限を1か所でかける
- 記録:すべてのやりとりを監査用に残す
- 提供元の切り替え:社員のパソコンを触らずに、つなぐ先を変える

その代わり、ゲートウェイは会社が自分で動かし続ける仕組みになります。Claude Code は版が上がるたびに機能が増えるので、新しい機能に必要な情報を窓口が通さないと、その機能が動かなくなります。 ゲートウェイの製品も一緒に更新していくことが前提です。なお、ゲートウェイを通しても Claude 以外のモデルに切り替えて使うことはサポートされていません。
手順1:会社がもう設定してくれていないか確かめる
管理者が設定を配っている会社では、自分で何も入れなくても、起動した時点でつながっています。 まずそれを確かめます。
claudeを起動する。ログイン画面が出たら、設定は配られていない → 手順2へ- 会話が始まったら
/statusを開き、「Anthropic base URL」 の行があるかを見る。無ければ窓口に向いていない → 手順2へ - 「Auth token」か「API key」の行に変数名が出ていれば、窓口用の値が使われている。claude.ai のアカウント名が出ている時は、値が配られていない
- 何か1つ話しかけて、ふつうに返事が来れば完了
管理者がまとめて配る仕組みは、Claude Code 管理者設定 で説明しています。
手順2:自分で設定する
最初は、ターミナルで一時的に入れて試し、うまくいってから設定ファイルに移すのが公式のすすめです。
export ANTHROPIC_BASE_URL=https://llm-gateway.example.com
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=窓口から配られた値
ターミナルで入れた値は、そのターミナルと、そこから起動したものにしか届きません。ずっと使う時は、ホームフォルダの .claude の中の settings.json の env の欄に書きます。
{
"env": {
"ANTHROPIC_BASE_URL": "https://llm-gateway.example.com",
"ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "窓口から配られた値"
}
}
ここで気をつけたいのが置き場所です。プロジェクトの .claude/settings.json には、認証の値を書かない よう公式は注意しています。このファイルは共有の記録に入り、プロジェクトを取り込んだ全員に見えてしまうためです。1つのプロジェクトだけで使いたい時は .claude/settings.local.json に書き、共有から外れていることを先に確かめます。
ターミナルの値と設定ファイルの値が両方ある時は、設定ファイルの値が使われます。 裏で動くエージェントにも確実に届くのは設定ファイルのほうです。変数の入れ方の全体は Claude Code 環境変数の設定方法 を見てください。
手順3:つながったかを確かめる
Claude Code を開く前に、窓口に直接1回だけ話しかけて、住所と値が正しいかを確かめられます。 ターミナルで次を実行します。
curl -sS -X POST "$ANTHROPIC_BASE_URL/v1/messages" -H "Authorization: Bearer $ANTHROPIC_AUTH_TOKEN" -H "anthropic-version: 2023-06-01" -H "content-type: application/json" -d '{"model": "claude-sonnet-4-6", "max_tokens": 1, "messages": [{"role": "user", "content": "."}]}'
結果の見方は次のとおりです。
- `{"id":"msg_` から始まる返事が来た → 住所も値も正しい
- 「知らないモデル」というエラー → 住所と値は正しい(窓口が値を確かめたあとでモデル名を断っているため)
401→ 値が断られた。変数の種類を入れ替えて試す
そのあと同じターミナルから claude を起動し、/status の「Anthropic base URL」の行に窓口の住所が出ていれば完了です。
VS Code・デスクトップアプリで使う時
ターミナル以外の画面では、設定を読む場所が違います。
- VS Code の拡張機能:VS Code 自身のユーザー設定(JSON)の
claudeCode.environmentVariablesに、住所と値を書く。拡張機能は起動前にここを見てログインを判断するため、ここが一番確実 - デスクトップアプリ:
ANTHROPIC_BASE_URLもsettings.jsonも読まない。管理者が配る設定か、アプリの「開発者モード」から開く専用の画面で窓口の住所を入れる。窓口の設定がある間は、Anthropic のクラウド環境やリモートコントロールは使えない - GitHub Actions:ワークフローの
envに住所を書き、値は action の入力として渡す
VS Code での使い方そのものは VS Code で Claude Code を使う方法 にまとめています。
よくあるエラーと直し方
エラーの多くは、変数の種類・ログインの重なり・会社の中継の3つのどれかです。
| 出たもの | 主な原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 起動時に「認証の出どころが2つある」という警告 | 窓口の値と、保存された claude.ai のログインが両方ある | 窓口を使うなら /logout、個人のログインに戻すなら変数を消す |
401 | 値の種類と変数が合っていない、または値が無効 | 変数を入れ替える。無効なら窓口で値を出し直してもらう |
HTTP 200 なのに「空か壊れた返事」 | 途中の中継がログイン画面などを返している | 上の確かめのコマンドで、窓口の道筋を見直す |
400 で見慣れない項目名を断られる | 窓口の先が、Claude Code が送る新しい項目を受け付けない | CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1 を試す |
HTMLの 403、窓口の記録には何も来ていない | 窓口の前のファイアウォールが本文を止めている | 窓口の /v1/messages を本文の検査から外してもらう |
| 確かめのコマンドは通るのに証明書のエラー | Claude Code が会社の証明書を信頼していない | NODE_EXTRA_CA_CERTS に証明書のファイルを指定 |
会社のプロキシや証明書の設定は Claude Code プロキシ設定 で、エラー全般は Claude Code のエラーの読み方 で説明しています。
よくある質問
ゲートウェイ経由だと、個人のプランの利用上限はどうなりますか?
窓口用の値(ANTHROPIC_AUTH_TOKEN など)が有効な間は、claude.ai のログインの代わりにその値が使われ、個人のプランの利用上限はかかりません。使った分は、窓口が使っている会社の契約に、使った量に応じて請求されます。ただし住所(ANTHROPIC_BASE_URL)だけを入れて値を入れない場合は、保存された claude.ai のログインがそのまま使われ、プランの上限と請求が続きます。
会社の窓口以外にはつながらないようにできますか?
できます。管理者が配る設定で allowedProviders を ["customEndpoint"] にし、同じ設定の env に窓口の住所を書くと、ほかの宛先に向けた起動は断られます(Claude Code v2.1.285 以降)。
まとめ
- ゲートウェイは会社の窓口。鍵・利用量・費用・記録を1か所で管理できる
- 入れるのは
ANTHROPIC_BASE_URLと認証の変数の2つ。種類が分からなければANTHROPIC_AUTH_TOKENから - 確かめは
/statusの「Anthropic base URL」。値はプロジェクトの共有の設定ファイルに書かない
出典
この記事はAIを使って下書きし、著者が事実確認・加筆しています。ツールの機能や料金は変わることがあるため、最新の情報は各社の公式ページでご確認ください。


